谷中和志司法書士事務所 浜松版U

 静岡県浜松市西舞阪町西市新居町〜鷲津・新所原

谷中和志司法書士事務所 浜松版U/静岡県浜松市西区舞阪町


rack-14






A2


【浜松市西区舞阪町〜湖西市新居町】 

養子縁組・特別養子縁組・離縁



浜松版U【湖西用】(ynk06/1-A2')
「浜松市西区舞阪町で撮影しました」 画像7
浜松市西区舞阪町にて」H25夏


養子縁組


 普通養子縁組を行うためには養子縁組の実質的要件を満たしたうえで形式的要件である戸籍の届出を行う必要があります。


 親子関係には実親子関係と養親子関係とがあります。そして、養子には実父母との親子関係を維持したまま養子となる普通養子と実父母との親子関係が終了する特別養子とがあります。
 普通養子縁組を行うためには養子縁組の実質的要件を満たしたうえで形式的要件である戸籍の届出を行う必要があります。
 養子縁組の実質的な要件としては、まず、養親は成年でなければなりません。すなわち、未成年者は養子をとることはできません。また、自分よりも年長者を養子とすることもできません。さらに、養親に配偶者がいる場合には配偶者の同意が必要となります。 養子が未成年者の場合にはさらに要件が加わります。まず、未成年者を養子にするためには家庭裁判所の許可が必要となります。養子が未成年者の場合には人身売買等の恐れがあるためです。例外としては、祖父が孫を養子にする場合のように直系卑属を養子にする場合には家庭裁判所の許可は不要となります。 その他の要件としては、養子が未成年であり、かつ、養親に配偶者がいる場合には夫婦共同で養子縁組する必要があります。例外として、配偶者の嫡出子を養子とする場合には、すでに夫婦の一方とは親子関係があるため、夫婦共同で養子縁組する必要はなくなります。 なお、養子が未成年であっても15歳以上の場合には親権者である実父母等の法定代理人が子に代わって養子縁組の承諾をすることはできず、本人の意思を尊重して養子本人が承諾する必要があります。
 養子縁組の効果として養子は嫡出子の身分を取得します。そのため、養子は養親の氏を名乗り、相続権や扶養義務が発生します。さらに、養子が未成年ならば養親の親権に服します。なお、昔は嫡出子と非嫡出子とで相続分に差があったため実子でも非嫡出子ならば養子よりも相続分が少ないことになりましたが、現在では嫡出子と非嫡出子とで相続分に差はなくなっています。
 さらに、養子は養親の親族との間でも親族関係が生じます。そのため、養親の親は養子の祖父母となり、代襲相続や扶養義務が生じます。
未成年者を養子にするためには家庭裁判所の許可が必要です。

特別養子縁組


 特別養子縁組とは、通常の養子縁組と異なり実親及びその血族との親族関係を終了させる養子縁組です。


 特別養子縁組とは、通常の養子縁組と異なり実親及びその血族との親族関係を終了させる養子縁組です。
 普通養子縁組が相続税対策として祖父が孫を養子にする等、様々な目的で行われるのに対して、特別養子縁組は子の福祉を目的とした養子縁組です。そのため、特別養子縁組は通常の養子縁組と比べてその要件は厳格です。具体的には、@夫婦共同縁組の原則やA年齢制限、B縁組の必要性、C父母の同意、D試験期間等の要件が設けられています。
 具体的には、まず、@夫婦共同縁組の原則により、特別養子縁組においては養親となる者は夫婦でなければならず、夫婦共同で縁組する必要があります。例外として夫婦の一方の嫡出子を養子とする場合には、すでに夫婦の一方とは親子関係があるため夫婦共同で養子縁組する必要はなくなります。この点は普通養子縁組の場合と同様です。次に、A年齢制限により、養親は年齢が25歳以上である必要があります。例外として、夫婦の一方が25歳以上ならば他方は20歳以上であれば足りるとされています。また、養親だけでなく養子についても年齢制限があり、養子は原則として6歳未満である必要があります。例外として、6歳になる以前から養親に監護されている場合には6歳以上であっても8歳未満であれば養子となることができます。さらに、B縁組の必要性とC父母の同意が必要とされており、特別養子縁組のためには「父母による監護が著しく困難または不適当であることその他特別の事情があり、この利益のため特に必要のあることが必要」となり、原則として「父母」の同意も必要となります。例外として「父母」が同意できない場合や「父母」に虐待等がある場合には同意は不要とされています。なお、この「父母」は実の父母だけでなく養父母も含みます。最後に、D試験期間も必要とされており、特別養子縁組成立のためには審判請求時から6か月の試験養育期間が必要とされています。なお、審判請求前から子を監護していた場合にはその期間を試験養育期間に算入することも可能です。このように特別養子の要件は普通養子と比べて厳格ですが、これは特別養子縁組が養子と養親とが実の親子と同様な家庭を築くことを目的とした制度であるためです。
 そして、特別養子縁組は普通養子縁組と異なり家庭裁判所の審判により成立します。審判は試験期間の結果を考慮してなされます。なお、特別養子縁組において離縁は原則として禁止されており離縁するためには厳格な要件が設けられています。
 特別養子縁組の効果としては、嫡出子の身分の取得、養親の氏を称すること、養親の親権に服することについては普通養子縁組の場合と同様です。さらに、特別養子縁組の場合には実父母及びその親族との親子関係・親族関係が終了します。また、戸籍上もいったん新戸籍作成の上で入籍するため実父母ですら子の戸籍を取得することができなくなります。そして、戸籍上は実の子と同様の記載がなされます。
特別養子縁組は家庭裁判所の審判により成立します。

離縁


 養親子関係は離縁により解消することが可能です。


 普通養子縁組の場合には、養親子関係は離縁により解消することが可能です。なお、現行法においては「勘当」という制度がないため実の親子の関係は切ることができません。
 離縁の方法は4種類あります。協議離縁・調停離縁・審判離縁・裁判離縁です。この点はおおむね離婚の場合と同様です。そして、養子が15歳未満の場合には離縁後に親権者となる者(主に実親)が代わって離縁の承諾をすることになります。この点は養子縁組の場合と同様です。さらに、養子が未成年者の場合には夫婦共同で離縁する必要があります。この点も養子縁組の場合と同様です。
 しかし、離婚や養子縁組の場合と異なることもあります。婚姻関係については夫婦の一方が亡くなれば婚姻関係は終了するのに対し、養親子関係は養親子の一方が亡くなっても養親子関係は終了しません。そのため、離縁については死後離縁の制度があります。死後離縁の場合には家庭裁判所の許可が必要になります。養子縁組により養親のみならず養親の親族との間にも親族関係が生じます。すなわち、養親の親族が困っていれば扶養する義務が生じますし、養親の親族が亡くなれば相続する権利が生じることもあります。そのため、養親が亡くなっていても離縁する実益があり死後離縁の制度が必要となるためです。なお、家庭裁判所の許可が必要となるのは離縁の場合には死後離縁の場合のみです。養子縁組の場合には未成年者を養子とするには家庭裁判所の許可が必要とされましたが、離縁の場合には養子が未成年者であっても家庭裁判所の許可は不要です。
 離縁の効果としては、離縁により養親及び養親の親族との親族関係は終了し、原則として氏も元の氏に戻ります。なお、離縁の場合も離婚の場合と同様に慰謝料を求めることも可能です。
 以上は、普通養子縁組についての離縁ですが、特別養子縁組の場合には協議離縁はできず家庭裁判所の審判でしか離縁はできません。また、養親から離縁を求めることもできません。これは特別養子縁組が実の親子と同様の関係を生じさせることを目的とする制度であるため、実の親子の関係を切る「勘当」の制度がないのと同様のことを規定したものです。
 特別養子縁組の場合には離縁の場合も成立の場合と同様に要件は厳格であり、養親による虐待、実親による監護、子の利益のすべてが必要となります。
 そして、特別養子縁組の場合も離縁により養親及び養親の親族との親族関係は終了し、原則として氏も元の氏に戻ります。これは普通養子縁組の場合と同様です。そして、特別養子縁組の場合には特別養子縁組により終了した実父母及びその親族との親子関係・親族関係が回復します。
死後離縁するためには家庭裁判所の許可が必要です。
特別養子縁組の場合には家庭裁判所の審判によってしか離縁することはできません。



湖西市入出でも

 「湖西市」用司法書士事務所ホームページ
「浜松市西区舞阪町で撮影しました」 画像3
浜松市西区舞阪町にて」H25夏

【湖西市】新居町 鷲津 新所原 白須賀 新所 入出 知波田

昔のサイトです。

 谷中和志司法書士事務所
 司法書士 谷中和志(やなか かずし)
 静岡県浜松市西区舞阪町舞阪141番地
 静岡県司法書士会所属

HP/浜松版U藤枝版豊橋版焼津版浜松版舞阪版
浜松版U【湖西用】(ynk06/1-A2')


ページ先頭へ | 浜松版U・トップ 養子縁組・特別養子縁組・離縁